世博軸 ギャラリートップへ ギャラリートップへ

 浦東会場のランドマーク的建築物で、人の流れの中心でもある「世博軸(万博大通り)」を、最大幅約97m、全長約840mにわたって覆う巨大サスペンション膜構造は、そのスケール感と迫力で他の施設を圧倒しています。約6万5千m² もの大空間は、合計50本のマスト(支柱)とケーブル、そして膜屋根で構成されており、個々に形状が異なる69枚の膜屋根は、1枚あたりでも、最大で2千m²近くに達するダイナミックな構造物です。
 かつてない大規模サスペンションのため、膜素材には東京ドームの屋根と同じ「四フッ化エチレン樹脂コーティングガラス繊維膜材」を採用、さらに設計上の創意工夫で課題をクリアしました。