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2012年のニュース・トピックス

3月27日

体育館・劇場・空港など、各種公共施設の大空間や吹き抜け空間などを安全に保つ天井材

軽量・柔軟で安全性に優れた「膜天井」を改良、販売強化へ

〜東日本大震災による吊り天井の落下事故を受け、「天井耐震改修」の需要などを見込む〜

  • 東日本大震災で天井が破損し、「膜天井」に張り替えられた栗原市役所議場
  • 東日本大震災で天井が破損し、「膜天井」に張り替えられた栗原市役所議場
  • 静岡沖地震(2009年)で天井材が破損し「膜天井」に張り替えられた静岡県立水泳場

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大型膜面構造物(テント構造物)メーカーの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、会長兼社長:能村光太郎)は、このほど各種公共施設の大空間や吹き抜け空間などに使用する天井材「膜天井」の大幅改良を実施、東日本大震災以降、急速に高まる防災需要への販売体制強化を加速させます。

通常、建物の天井には、石膏ボードなどの天井材を屋根から吊り下げる方式が一般的とされます。これら従来型の天井材は大規模地震のたびに天井落下事故が報告され、なかでも体育館や劇場などの大空間、さらには各種公共施設のロビーなどで多い吹抜け空間にいたっては、天井高さの問題から、人命への危険性がかねてより指摘されてきました。
これに対し、「膜天井」は強度や防炎性能にも配慮したテント素材を使用しているため、建物の揺れやゆがみに対して素材の柔軟さと軽量性によって破損することなく、また万が一破損して落下しても既存天井に比べて衝撃も少ないため、安全性が極めて高い素材と言われています。
そして、このたび各種改良が加えられた当社の「膜天井」では、ポリエステル繊維にヒート加工を施した膜材を採用、厚さ1ミリ未満で1平方mあたりの重さも、0.6kgと軽量で、従来型天井材の10分の1以下の重量となりました。吸音効果も高く、天井裏のスペースとして10cmの空気層を設ければ石膏ボードに負けない吸音性能を発揮します。コスト的にも、フレームとの取り付け仕様を大幅に変更するなど、徹底した見直しを実施、1平方mあたりの値段は、施工込みで2万円からと、従来当社製品の半分以下の価格を実現する事に成功しました。
なお、今回の製品改良は、東日本大震災以降の社会情勢を反映したものです。震災を境に引き合いがそれまでの10倍以上に増加、従来型の天井材(岩綿吸音板)に替わって「膜天井」が採用された「栗原市役所議場」(2011年11月施工)などの実績も複数あります。本年度からは販売体制も30名に大幅強化、大型施設の新築及び改修工事などの需要に対して展開中で、現在施工中の大型ショッピングセンターの吹抜け天井をはじめ、各種計画に参画中です。

太陽工業株式会社では、今回の東日本大震災の復興事業に対し、当社の長年培ってきた各種の大型テントをはじめ、海水汚濁を防ぐ「シルトプロテクター」や遮水用の「ガンデルシート」など、当社膜構造技術と製品を活用してきました。今回の「膜天井」もその一環であり、製品を通じて一日も早い被災地の復興、ならびに安全な生活環境の実現に貢献出来ればと考えております。

「膜天井」の製品概要は次のとおりです。

― 記 ―

■ 用途

「膜天井」は、テント素材を用いた天井材で、従来品(石膏ボードなど)と比べて非常に軽量で柔軟性にも優れているため、地震発生時の揺れやゆがみによって破損、落下する心配が少ない製品である。万が一落下しても(軽量で)衝撃荷重が少なく、柔らかなシートのため、突起物が落下するような危険も少ない。これら優れた安全性が評価され、東日本大震災以降は問合わせが急増、その数は震災前の10倍以上に達している。

■ 製品特長

  1. 膜天井のテント素材は、厚さ1ミリ未満で、重さも1平方mあたり0.6kg程度しかない。これにより、従来型天井材(石膏ボードなど)の10分の1以下の軽量性を実現した。
  2. 優れた柔軟性で、地震による建物のゆがみや揺れを吸収し安全を保つ。また、シート状なため、万が一落下する場合でも、突起物の落下のような危険を与える心配はない。
  3. 新導入の膜材が、優れた防音性能を発揮。天井裏として10cmの空気層を確保すれば従来の石膏ボードよりも優れた防音性能を発揮する。
  4. 光りを適度に透過するため、ガラス屋根の天井材として使用すれば、明るく安全性にも優れた室内空間を提供できる。
  5. 意匠的にも平面だけでなく、曲面形状にも対応、材質同様、柔らかな雰囲気をもたらす事ができる。
  6. 従来の天井材とは異なり、既存天井を撤去せずに施工する事も可能である。

■ 仕様ほか

素材
ポリエステル繊維にヒート加工した膜材など、各種ラインアップ
(厚さ1ミリ未満で1平方mあたりの重さは、0.6kg程度)
価格
施工込みで2万円から(1平方mあたり)

■ 「膜天井」の対象建物

体育館、屋内プールや劇場などの大空間、さらには各種公共施設に多い吹抜け空間など

製品ウェブサイト:  http://www.taiyokogyo.co.jp/maku_tenjyo/

<この件に関するお問い合せ先>
太陽工業株式会社
空間デザインカンパニー 担当:村上  電話:03−3714−3461
もしくは広報担当:上田  電話:06−6306−3033

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