ニュース・トピックス

2010年のニュース・トピックス

4月21日

大阪万博(EXPO70)で活躍したテントメーカーが、史上最大の博覧会で巨大なテントの花を咲かす

「上海万博」で約6万5千平方メートルの巨大テントなど、計16の主要膜構造施設を受注、順調に施工を終え開幕へ

〜日本の技術が上海の地で活躍、上海万博をステップに中国各地の大型プロジェクトへも参画〜

大型膜面構造物(テント構造物)メーカーの太陽工業株式会社(本社:大阪市、社長:能村光太郎)は、「中国2010年上海万博」のランドマーク的建築物である「世博軸(万博大通り)」などの主要施設や各種パビリオンの膜構造施設を、当社グループ企業である上海太陽膜結構有限公司(本社:上海市、総経理:浦田諭)が受注、5月1日からの開催を前にすべての現場施工を完了いたしました。

「中国2010年上海万博」は、上海市の中心部を流れる黄浦江(フォアンプージャン)両岸地域に広がる328ヘクタールの広大な敷地に、約200もの国が参加する史上最大規模の国際博覧会です。目標入場者数も7,000万人と、過去最多を記録した1970年の大阪万国博覧会(6,400万人)を上回ると予想されています。
この中で上海太陽膜結構有限公司は、協会発注の5つのプロジェクトに加えて、主要各国の国際館や企業館など、合計16ものプロジェクトを受注、中でも浦東(プートン)会場のランドマーク的建築物で、人の流れの中心でもある「世博軸(万博大通り)」を、最大幅約97m、全長約840mにわたって覆う巨大サスペンション膜構造は、そのスケール感と迫力で他の施設を圧倒しています。
約6万5千m²もの大空間は、合計50本のマスト(支柱)とケーブル、そして膜屋根で構成されており、個々に形状が異なる69枚の膜屋根は、1枚あたりでも、最大で2千m²近くに達するダイナミックさです。かつてない大規模構造に対して、膜素材には東京ドームの屋根と同じ「四フッ化エチレン樹脂コーティングガラス繊維膜材」を採用、さらに設計上の創意工夫で課題をクリアしました。
また「世博軸」の巨大サスペンション膜構造以外にも、日本館、ドイツ館、イタリア館、ノルウェー館など、主要各国の国際館や企業館を中心に、合計16ものプロジェクトに参加、新しい技術を披露する万国博覧会において、無事、膜構造を完成させました。

太陽工業株式会社は、1970年の大阪万博を通じて、空気膜構造をはじめ従来の概念を打ち破る構造やフォルムで大きな注目を集めるとともに、膜構造技術の基礎を築きあげました。
今回、当社の設計・製造技術を導入した上海太陽膜結構有限公司が多くのプロジェクトを成功させた事は万博における新たな成果といえます。同社は既に万博以降を見据え、2011年に開催予定のユニバーシアードの体育館、スタジアム、プールで内膜11万m²、宝安スタジアムで3万m²、さらには今年の秋に広州で開催されるアジア大会のスタジアムで1万6千m²を受注しており、これからも難易度の高いプロジェクトに挑戦してゆく所存です。

「2010年上海万博」における膜構造施設の概要は次のとおりです。

― 記 ―

◆ 世博軸(万博大通り)の大型サスペンション膜構造について

浦東(プートン)会場の真ん中に位置し、人の流れの中心でもある「世博軸(万博大通り)」は、会場のメインゲートに直結する当博覧会最大の建築物です。地上2階、地下2階の複層階に飲食店やさまざまな機能を兼ね備えた建物は、巨大サスペンション膜構造が屋上フロアーをダイナミックに覆っており、博覧会終了後も継続利用される恒久施設として、広く市民に親しまれる事が期待されています。

構造型式:
31本の外部マストと19本の内部マスト(合計50本)をケーブルでつなぎ、それに膜を張ったサスペンション膜構造
屋根材:
東京ドームにも採用された「四フッ化エチレン樹脂コーティングガラス繊維膜材」を採用
規模:
最大幅約97m、全長約840m、膜部高さは最高で38m、(最低高さは10m)
膜屋根面積:
約6万5千m²
膜製造期間:
2009年2月〜8月

◆ 上海太陽膜結構有限公司がかかわった、おもな万博物件(2010年4月21日現在)

施設名 用途 特長
世博軸(万博大通り) 会場内メイン通り上屋 約6万5千m²の大空間を覆う巨大サスペンション膜構造
東1ゲート 会場内ゲート上屋 日本の光触媒技術を導入した膜材を約1万m²規模で使用
江南広場 野外ステージ上屋 二本の支柱で構成されたサスペンション膜構造
ドイツ館 政府パビリオン壁面 銀色のメッシュ生地を採用、スケルトンの質感を表現
イタリア館 政府パビリオン内装 透明な膜材を用いた内装壁面材
ノルウェー館 政府パビリオン上屋 博覧会終了後に分割して移築する事を想定した膜構造
フィンランド館 政府パビリオン内装 日本の光触媒技術を導入した膜材を内装材として使用
ベルギー館 政府パビリオン(モニュメント) 「脳のシナプス」をモチーフにした膜のモニュメント
日本館(注) 政府パビリオン上屋 透明な膜材(ETFE)に光触媒と太陽光発電の技術を導入
中国航空館 企業パビリオン上屋 雲のような曲面形状の、全体が膜構造で構成された施設
韓国企業連合館 企業パビリオン壁面 波のイメージをレリーフ状にした壁面モニュメント

※  ほかにも各種パビリオンの膜構造を受注、その数は合計16プロジェクト(施設)に達します。

(注)
日本館は  施主:日本貿易振興機構    建築プロデューサー:彦坂 裕
基本設計・監理  株式会社日本設計    実施設計・施工  竹中(中国)建設工程有限公司    です。

◆ 上海太陽膜結構有限公司について

法人名:
上海太陽膜結構有限公司
所在地:
上海市凱旋路2200号 凱旋大廈3601室
設立:
2002年4月
総経理:
浦田 諭
資本金:
54,625千元 (太陽工業100%子会社)
社員数:
80名
ウェブサイト:
http://www.taiyokogyo.com.cn/

<この件に関するお問い合せ先>
太陽工業株式会社
広報担当:上田/電話:06−6306−3033

メインコンテンツに戻る
メインコンテンツに戻る

このページのトップへ

太陽工業株式会社 copyright © TAIYO KOGYO CORPORATION All Rights Reserved.