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2010年のニュース・トピックス

1月13日

海外で初、室内環境を改善する特殊な二重膜構造の作業用テントが、ギザのクフ王の大ピラミッド横に完成

世界最古の大型木造船「第二の太陽の船」発掘・復原で炎天下の高温、乾燥から貴重な文化財と作業者を守る

〜エジプト考古学者・吉村作治先生のプロジェクトに「酸化チタン光触媒膜材」の技術で社会貢献〜

クフ王の大ピラミッドの南側に隣接して建設された作業用テント
【クフ王の大ピラミッドの南側に隣接して建設された作業用テント】
※作業用テントの奥(東側)にある施設は「第一の太陽の船」を展示している博物館
作業用テントの室内状況
【作業用テントの室内状況】
石蓋と吉村作治先生
【石蓋と吉村作治先生】
日本とエジプトの国旗が施されたテント妻面
【日本とエジプトの国旗が施されたテント妻面】
石蓋の説明をされる吉村作治先生
【石蓋の説明をされる吉村作治先生】
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大型膜面構造物(テント構造物)メーカーの太陽工業株式会社(本社:大阪市、社長:能村光太郎)は、この度、ギザ(エジプト)のクフ王の大ピラミッドに隣接して副葬された「第二の太陽の船」の発掘・復原のための「作業用テント」をNPO法人太陽の船復原研究所(所長:吉村作治先生)より受注、昨年10月に無事現地での建設工事を完了いたしました。

「太陽の船」は、ギザのクフ王の大ピラミッドのすぐ南側に解体して副葬された二隻の船で、世界最古の巨大木造船です。最初の一隻は1954年に発見され約20年の歳月を経て復原、現地の「太陽の船博物館」に展示されています。二隻目は1987年、吉村作治先生率いる早稲田大学の調査隊が発見、準備期間を経て2008年のNPO法人太陽の船復原研究所設立により、「第二の太陽の船発掘・復原プロジェクト」として現地活動が開始されました。
今回、当社が現地施工した「作業用テント」は20m×40m規模の二重膜構造で、副葬品や作業員を砂塵や炎天下による高温乾燥から守るため、海外では初実績となる特殊仕様が採用されています。
その仕組みは屋根に使用された酸化チタン光触媒膜材(外膜)が熱の反射効率を高めて、室内の温度上昇を緩和、さらに、ポリエチレンフィルムを使用した内膜の断熱膜材が室内の空調設備への負荷を低減、空調設備がない状態でも外気温より4〜5℃低い環境を提供します。昨年10月に無事現地での施工が完了しており、引き続き作業用テントの空調設備や、ピット部分(船坑)を覆う6m×30mの小テントが設置され、本格的な発掘作業が開始される見込みです。
また、酸化チタン光触媒膜材の優れたセルフクリーニング作用により、世界遺産の美観損失を最小限に抑えることが期待できることや、施工期間も短く移設も可能なため、復原作業が完了する2012年(予定)以降もエジプト考古学最高会議に寄贈され、引き続き貴重な文化財の保存処理を行う施設として利用されることになっています。

太陽工業株式会社は各種ドームやスタジアムのほか、「テント倉庫」や「作業用テント」など、産業用途でもさまざまな製品を取り揃えており、昨年1月には、東京に海外向けの営業部を創設、海外11の国と地域におよぶグループのネットワークを生かし、需要拡大に力を入れています。 当社では、今後とも酸化チタン光触媒膜材などのオリジナルの技術を駆使して、産業分野から学術分野まで、幅広い分野で高機能な施設づくりを目指してゆく所存です。

「第二の太陽の船」発掘・復原作業用テントの概要は、次ぎのとおりです。

― 記 ―

◆「第二の太陽の船発掘・復原プロジェクト」について

作業用テントが使用される「第二の太陽の船発掘・復原プロジェクト」とは、1987年に吉村作治先生率いる早稲田大学の調査隊が第二の太陽の船を発見し、準備期間を経て2008年より「NPO法人太陽の船復原研究所」を立ち上げ、現地活動を始めたプロジェクトである。

◆「第二の太陽の船」発掘・復原作業用テント

製品名
「第二の太陽の船」発掘・復原作業用テント
計画地
エジプト・アラブ共和国のギザのクフ王の大ピラミッド南側
施主
NPO法人太陽の船復原研究所
所長:吉村作治(吉村先生公式ウェブサイト http://www.egypt.co.jp
設計・施工
太陽工業株式会社
膜製造
太陽工業株式会社 枚方工場(大阪)
受注額
施主の要請により、未公表
工期
2009年7月〜2009年10月
規模
タテ:20m×ヨコ:40m×高さ:8m(建築面積:800m²)
仕様
空調設備に加え、室内環境調整用の特殊な二重膜構造を使用(海外では初実績)
膜材
外膜:酸化チタン光触媒膜材
内膜:断熱膜材(厚み:15mm、ポリエチレンフィルム+両面PVCターポリン)

◆二重膜構造による作業用テントの導入効果

特長:
  • 酸化チタン光触媒膜材が日射熱の反射効率を高め、室内の温度上昇を緩和
  • 断熱膜材が室内の空調設備の負荷を低減
  • ハウス・イン・ハウスによるスポット空調を採用することで正確な空調管理を実現
  • 短納期の施工や撤去に対応し、移設(プロジェクト完了後のリユース)も可能
  • 光触媒のセルフクリーニング作用により、世界遺産の美観損失を最小限に抑制

<この件に関するお問い合せ先>
太陽工業株式会社
営業担当:明慶(みょうけい)・大谷/電話:03-3714-3033
もしくは、広報担当:上田/電話:06-6306-3033

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